玉河浦(読み)たまがわうら

日本歴史地名大系 「玉河浦」の解説

玉河浦
たまがわうら

[現在地名]越前町玉川たまがわ

越前岬の南側海食崖、玉川の流れ出る狭隘の地にある浦で、南は海食崖で隔たってうみ浦。建暦二年(一二一二)九月日付越前気比宮政所作田所当米等注進状(越前気比宮社伝旧記)に「浦々并気比庄莇野別役物等」として

<資料は省略されています>

とあり、また「右、当社一年中所当米已下所出物等、且依往古例、且任当時弁(済カ)実、注進如件」と記し、気比けひ(現敦賀市)の社領であった。

慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図には「玉川浦」高四六・六五石とみえ、正保郷帳によると高四七・九石はすべて畠方。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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