玉磨(読み)たますり

精選版 日本国語大辞典 「玉磨」の意味・読み・例文・類語

たま‐すり【玉磨】

  1. 〘 名詞 〙 玉を磨(す)って細工をすること。また、その職人。たまつくり。たまみがき。
    1. 玉磨〈七十一番職人歌合〉
      玉磨〈七十一番職人歌合〉
    2. [初出の実例]「櫛明玉神を、作玉者(タマスリ)と為」(出典日本書紀(720)神代下(兼方本訓))
    3. 「この六角なる水晶、或は枝珊瑚の如きは皆たますりの手に渡り細工を経て種々の形を成す」(出典:日本読本(1887)〈新保磐次〉五)

たま‐みがき【玉磨】

  1. 〘 名詞 〙たますり(玉磨)
    1. [初出の実例]「武王大に悦(よろこび)て、則ち玉磨(ミガキ)を召て是を磨かせらるるに」(出典:太平記(14C後)二六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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