日本歴史地名大系 「玉藻集」の解説 玉藻集たまもしゆう 七巻 小西可春著成立 延宝五年写本 松平公益会解説 讃岐の名所古跡を詠じた和歌を集め、これに寺社の由緒、旧跡・伝説・物産などを加えて「讃陽名所物産記」と名付けていたが、延宝五年に伝記や家記・戦記などを補筆して七巻とし「玉藻集」と改題した。讃岐における最初の地誌的内容をもった書である。その後郡別に改編され、小豆島や塩飽などが増補されて九巻本あるいは一五巻本となったのが流布している。小西可春は本姓柳原で小八郎と称し、元禄一五年に高松藩に仕えた。高松城下南の中野天満宮の祠官になったともいう。活字本 香川叢書三 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by