王子広遺跡(読み)おうじびろいせき

日本歴史地名大系 「王子広遺跡」の解説

王子広遺跡
おうじびろいせき

[現在地名]松阪市御麻生薗町 王子広

御麻生薗みおぞの出郷でごうの集落南方には北西から南東の方向に延びる舌状台地があり、櫛田くしだ川河岸に向けて張出している。遺跡はこの台地末端に近い北寄りの部分にある。北には根木ねき峠に向かう県道を隔てて段丘崖に臨む。標高約五三メートル。遺物散布は東西約一〇〇メートル、南北約五〇メートルに及ぶ。松阪市内の縄文遺跡のなかでは第二次世界大戦後いち早く確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android