王文詔(読み)おうぶんしょう(その他表記)Wang Wen-shao; Wang Wên-shao

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「王文詔」の意味・わかりやすい解説

王文詔
おうぶんしょう
Wang Wen-shao; Wang Wên-shao

[生]道光9(1829)
[没]光緒34(1908).杭州
中国,清末の洋務派官僚。浙江省杭州の人。字は 夔石 (きせき) 。咸豊2 (1852) 年の進士。湖広の地方官を歴任し,太平天国捻軍,苗民の反乱などを鎮圧。光緒 15 (89) 年雲貴総督,日清戦争中に直隷総督,北洋大臣となり,同 24年軍機大臣兼総理衙門大臣,戸部尚書に任じられた。同 27年総理衙門が外務部に改組されると外務部会辧大臣となり,辛丑条約 (北京議定書) 締結交渉にあたった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android