珍木(読み)ちんぼく

精選版 日本国語大辞典 「珍木」の意味・読み・例文・類語

ちん‐ぼく【珍木】

  1. 〘 名詞 〙 めずらしい樹木。奇木
    1. [初出の実例]「思ひ思ひの生花に、遠近の珍花珍木(チンボク)、置花生(おきはないけ)・つり花生・花籠・すいばち・花筒なんど」(出典浄瑠璃今川本領猫魔館(1740)一)
    2. [その他の文献]〔張九齢‐感遇詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「珍木」の読み・字形・画数・意味

【珍木】ちんぼく

珍しい木。唐・張九齢感遇〕詩 矯矯(けうけう)たる珍木の巓(いただき) 金丸(弾)の懼(おそ)れ無きを得んや

字通「珍」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android