珍玩(読み)ちんがん

精選版 日本国語大辞典 「珍玩」の意味・読み・例文・類語

ちん‐がん‥グヮン【珍玩】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ちんかん」とも )
  2. めずらしい愛玩物。また、非常な楽しみ。
    1. [初出の実例]「世人のなさけある、金銀珍玩の蒙恵、なほ報謝す」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行持下)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐五行志〕
  3. 珍重してもてあそぶこと。
    1. [初出の実例]「常に法門は(チングヮン)し、思惟すれば、此の如く道理聖教に符合して」(出典雑談集(1305)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「珍玩」の読み・字形・画数・意味

【珍玩】ちんがん(ぐわん)

珍しい賞の物。魏・文帝〔王朗に与ふる書。三〕孫重ねてはして臣とし、珠百筐(きやう)、金千鎰(いつ)、馴象二頭~を奉獻す。其の他の珍玩、舟に盈ち航にれ、千品なり。

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