現つ神(読み)アキツカミ

デジタル大辞泉 「現つ神」の意味・読み・例文・類語

あき‐つ‐かみ【現つ神】

現世に姿を現している神。多く天皇を敬っていう。現人あらひと神。
「―わが大君おほきみの天の下八島の中に」〈・一〇五〇〉

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精選版 日本国語大辞典 「現つ神」の意味・読み・例文・類語

あき‐つ‐かみ【現神・明神】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あきつ」は「現実の」の意 ) 現世にその姿を現わしている神。天皇を敬っていう場合に用いる。あきつみかみ。あらひとがみ。
    1. [初出の実例]「明津神(あきツかみ) わが大君の 天の下 八嶋(やしま)の中に 国はしも 多くあれども」(出典万葉集(8C後)六・一〇五〇)

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