現物地代(読み)げんぶつちだい

百科事典マイペディア 「現物地代」の意味・わかりやすい解説

現物地代【げんぶつちだい】

生産物地代とも。農民が自分の借地で得た生産物(作物家禽(かきん),乳製品繊維製品等)で納める封建地代。日本の年貢も普通この形をとった。現物地代は農民に一応剰余生産物蓄積の機会を与えるので,農民の生産を刺激し,これが労働地代にとって代わるに至った。商品生産の発展は,さらに貨幣地代発生をもたらす。
→関連項目封建地代

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む