山川 日本史小辞典 改訂新版 「琉球立法院」の解説
琉球立法院
りゅうきゅうりっぽういん
アメリカ統治下の沖縄に設置された琉球政府の立法機関。議員は住民の選挙により選出され,住民自治の立場にたって民立法を行うが,米国民政府の布告・布令・指令の範囲内に制限された。極端な小選挙区制による公選は米軍当局によりさまざまな干渉をうけたが,民意を直接反映する数少ない機会として自治権拡大運動の舞台となった。1962年(昭和37)の2・1決議は復帰運動の大きな推進力となった。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報