公選(読み)こうせん

精選版 日本国語大辞典 「公選」の意味・読み・例文・類語

こう‐せん【公選】

〘名〙
① 公正な手段で選ぶこと。
※公議所日誌‐四・明治二年(1869)四月「右五名、即ち公選入札にて御下問案取調致すべく候事」 〔漢書‐董仲舒伝〕
② 政府などの任命ではなく、一般の有権者の投票によって選挙すること。民選
※花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉上「郡区長をも其の郡区人民の公選(コウセン)に任するは」

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デジタル大辞泉 「公選」の意味・読み・例文・類語

こう‐せん【公選】

[名](スル)知事や議員など国・地方公共団体の公職につく者を、一般有権者の投票によって選挙すること。民選。「市議を公選する」
[類語]選挙選出民選互選改選投票直接選挙間接選挙地方選挙総選挙官選

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普及版 字通 「公選」の読み・字形・画数・意味

【公選】こうせん

広く選ぶ。〔漢書、仲舒伝〕故に廣く四方の豪き、郡國侯をして、賢良修の士をせしめ、大至論の極を聞かんと欲す。~子大夫、其れ心致思せよ。

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