琴峯寺跡(読み)きんぽうじあと

日本歴史地名大系 「琴峯寺跡」の解説

琴峯寺跡
きんぽうじあと

[現在地名]福井市舟橋町

舟橋ふなばし町の東方にあった寺。現在は九頭竜くずりゆう川堤防下となっている。曹洞宗龍沢りゆうたく(現福井県金津町)末寺で、同寺文書中に天正六年(一五七八)九月七日の琴峯寺文芸寄進状が残る。寛永年中(一六二四―四四)廃寺となったが、その名跡は貞享四年(一六八七)三国みくに今新いましん(現同県三国町)にあった、坂井さかい中番なかばん(現同県芦原町)竜雲りゆううん寺の末道場へ譲られ、金鳳きんぽう寺として再興された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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