日本歴史地名大系 「瑞輪寺」の解説 瑞輪寺ずいりんじ 大阪府:豊中市桜塚村瑞輪寺[現在地名]豊中市中桜塚二丁目原田(はらだ)神社の東方にある。黄檗宗、山号雪峰山、本尊薬師如来。正徳四年(一七一四)の寺蔵鐘銘に「旧名桜墳山善光寺、口碑曰、古昔行基菩薩之開創」とある。原田神社の別当寺の真言宗善光(ぜんこう)寺がその前身である。善光寺の寺歴はつまびらかでないが、当寺境内から鎌倉時代の端丸瓦・端平瓦が出土する。桜塚山善光寺神社由来聞書(寺蔵)によれば、慶長六年(一六〇一)の兵火で衰退し、住僧乗海は小曾根(おぞね)村南郷普門(なんごうふもん)院に移り別当職を勤めている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by