瑞饋祭り(読み)ずいきまつり

精選版 日本国語大辞典 「瑞饋祭り」の意味・読み・例文・類語

ずいき‐まつり【瑞饋祭・芋茎祭・芋苗祭】

  1. 〘 名詞 〙 京都市上京区の北野天満宮で、古くは九月四日、現在は一〇月一日から五日まで行なわれる祭礼名称の起こりである瑞饋神輿(ずいきみこし)は、屋根や柱に芋茎(ずいき)を、その他細部にまで穀物果実、野菜を用いて造り、湯葉、麩(ふ)海苔(のり)などで彩色した人物鳥獣などを飾り、毎年新しい趣向をこらしたもので、これが四日の還幸の列に従う。平安中期、西の京の神人(じにん)が、自作の穀物や野菜を飾りつけて、九月九日天満宮に献じたのが起源であるという。北野瑞饋祭。〔俳諧・新季寄(1802)〕
    1. 瑞饋祭〈十二ヶ月風俗図帖〉
      瑞饋祭〈十二ヶ月風俗図帖〉

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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