最新 地学事典 の解説
かんたいへいようカルクアルカリがんせきく
環太平洋カルクアルカリ岩石区
circum-Pacific calc-alkaline petrographic province
新生代の環太平洋造山帯に沿う岩石区。A.Harker(1909)は,太平洋地区の火成岩がアルカリに乏しく石灰に富むことに注目し太平洋型岩群と呼んだ。しかしP.Marshall(1910)は,環太平洋の岩石がカルクアルカリ岩系の玄武岩・安山岩・流紋岩で,特に安山岩が多く,一方,内部太平洋ではかんらん石玄武岩・粗面岩・フォノライトなどが分布するので,両者の境界に安山岩線を設定。この線の内側が内部太平洋岩石区,外側が環太平洋カルクアルカリ岩石区であり,さらに大陸側ではしばしばアルカリ岩類が産する。
執筆者:安藤 重幸
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

