環座(読み)カンザ

デジタル大辞泉 「環座」の意味・読み・例文・類語

かん‐ざ〔クワン‐〕【環座】

[名](スル)複数の人が輪の形になって、内側を向いてすわること。くるまざ。まどい。
円卓なかに―する十数人を」〈魯庵社会百面相

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精選版 日本国語大辞典 「環座」の意味・読み・例文・類語

かん‐ざクヮン‥【環座・環坐】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 何人かの人が輪の形になり中心の方に向かってすわること。円居(まとい・まどい)車座(くるまざ)。車。
    1. [初出の実例]「柳陌青糸遮画眉。環坐各相猜」(出典文華秀麗集(818)下・観闘百草簡明執〈滋貞王〉)
    2. 「焉(ここ)に於いてか、環坐相ひ依り、大椀醇(さけ)を仰ぐ」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)三)
    3. [その他の文献]〔高啓‐京師苦寒詩〕
  3. いくつかの点が、同じ一つの円周上にあること。

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