環鎖互変異性(読み)カンサゴヘンイセイ

化学辞典 第2版 「環鎖互変異性」の解説

環鎖互変異性
カンサゴヘンイセイ
ring-chain tautomerism

環状構造と鎖状構造が互変異性関係にある化合物にみられる現象.代表例は図にみられる還元糖(アルドースおよびケトース)のように,鎖状構造とα-およびβ-ピラノースの環状構造が互変異性であり,環状のα-およびβ-構造は直鎖構造を経由して互変している.糖の場合には,アルデヒドヒドロキシ基とから形成されるヘミアセタール環が五員環であるフラノース環構造も形成が可能で複雑である.異性の分類上,骨核異性で官能基異性でもある互変異性であり,分子内のカルボニル基活性水素をもつアミノ基カルボキシル基との間でも成立する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む