瓜生山(読み)ウリュウヤマ

デジタル大辞泉 「瓜生山」の意味・読み・例文・類語

うりゅう‐やま〔うりふ‐〕【瓜生山】

京都市左京区北白川北東にある山。[歌枕
「―紅葉の中に鳴く鹿の声は深くも聞こえ来るかな」〈元真集〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「瓜生山」の解説

瓜生山
うりゆうざん

比叡山の南西麓にある標高三〇一メートルの山。勝軍地蔵しようぐんじぞう山とも称す。伝承では祇園社が東山八坂の地に移祀される前、この山に一時鎮座したという。「雍州府志」には「相伝、牛頭天皇自播磨国広峰スト、故以為木瓜天王之所ナリト也」とある。宝暦一二年(一七六二)の勝軍地蔵縁起によれば、延文六年(一三六一)山頂に勝軍地蔵が安置されてより、勝軍山・勝軍地蔵山とよばれたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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