デジタル大辞泉 「生憎がる」の意味・読み・例文・類語 あやにく‐が・る【▽生憎がる】 [動ラ四]思いどおりにならずに、いやがる。いかにも迷惑そうな態度をとる。「舞をせさせ奉らむとて、習はせ給はむほども、―・り、すまひ(=拒ミ)給へど」〈大鏡・道兼〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「生憎がる」の意味・読み・例文・類語 あやにく‐が・る【生憎がる】 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「がる」は接尾語 ) 思うままにならないでいやだと思う。また、その態度をとる。意地を張って人に逆らい、てこずらせる。[初出の実例]「『腹だち給ふを見るがいと苦しげなり』とて、猶縫ふに、あやにくがりて、火をあふぎ消ちつ」(出典:落窪物語(10C後)一)「東三条殿の御賀に、このきみ舞を〈略〉ならはせたまふほども、あやにくがり」(出典:大鏡(12C前)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例