生肝(読み)いけきも

精選版 日本国語大辞典 「生肝」の意味・読み・例文・類語

いけ‐きも【生肝】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「いけ」は生かしておく意の「いける」から ) =いきぎも(生肝)
    1. [初出の実例]「我が妻猿の生け肝(キモ)を願へば」(出典:米沢本沙石集(1283)五本)

いき‐ぎも【生肝】

  1. 〘 名詞 〙 生きている動物の肝。また、生きている動物から取ったばかりの肝。薬用にすれば特効があるとされた。
    1. [初出の実例]「腹かき切て生肝(イキキモ)を取て帰りぬ」(出典:浮世草子新可笑記(1688)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「生肝」の読み・字形・画数・意味

【生肝】せいかん

いき肝。

字通「生」の項目を見る

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