産養ひ(読み)ウブヤシナイ

デジタル大辞泉 「産養ひ」の意味・読み・例文・類語

うぶ‐やしない〔‐やしなひ〕【産養ひ】

出産後3日・5日・7日・9日目の夜に、親類産婦赤子衣服飲食物などを贈って祝宴を開くこと。また、その贈り物平安時代貴族の家で盛んに行われた。現在の「お七夜の祝い」はこの名残
七日の夜、内裏うちよりも御―の事あり」〈・若菜上〉
養い育てること。
「王限りなく歓びて―等閑なほざりならず」〈読・弓張月・続〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android