用心時(読み)ヨウジンドキ

デジタル大辞泉 「用心時」の意味・読み・例文・類語

ようじん‐どき【用心時】

用心を必要とするとき。また、火事に特別注意しなければならない冬の季節
府中の町も―の暮になりぬ」〈浮・諸国ばなし・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「用心時」の意味・読み・例文・類語

ようじん‐どき【用心時】

  1. 〘 名詞 〙 特に用心を必要とする時刻。また、火災の用心を特に厳重にしなければならない冬の季節。
    1. [初出の実例]「用心時のふる里の月 留守にをくも今は花盛〈胤久〉」(出典:俳諧・物種集(1678))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android