日本歴史地名大系 「甫喜山村」の解説 甫喜山村ほきやまむら 高知県:香美郡土佐山田町甫喜山村[現在地名]土佐山田町東川(ひがしがわ)平山(ひらやま)村の北東に位置する。長岡郡に属し、古くは穂岐山(ほきやま)六名とよばれた地の一で、元禄地払帳などには東川村と記され、甫木山村などとも表記。天正一六年(一五八八)の東河地検帳では総地積三三町三反三二代二歩半、そのうち二九町三七代三歩(うち切畑一九町九反余)が長宗我部氏直轄の直分、七反余が永徳寺分、一町六反余が一〇人の分給地など。この地の本来の開発領主であったと思われる東川氏の給地も一町五反余が残り、三九代三歩の土居に東川大郎兵衛が居住、直分のうち二町八反余の作職も有している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報