田中 親美(読み)タナカ シンビ

20世紀日本人名事典 「田中 親美」の解説

田中 親美
タナカ シンビ

明治〜昭和期の古筆研究家,古美術研究家,書家



生年
明治8年4月9日(1875年)

没年
昭和50(1975)年11月24日

出生地
京都府

本名
田中 茂太郎

主な受賞名〔年〕
紫綬褒章〔昭和30年〕,日本芸術院恩賜賞(昭34年度)〔昭和35年〕,勲四等旭日小綬章〔昭和39年〕

経歴
大和絵師の父・田中有美に絵を学ぶ。明治17年父とともに上京し、20年書家・多田親愛に入門。古筆の模写に精進し、27年秋元家・蜂須賀本「紫式部日記絵詞」を初めて模写。以後、益田家本「源氏物語絵巻」、西本願寺本「三十六人集」、巌島神社蔵「平家納経」などを復元・模写した。古筆鑑定の第一人者として仰がれ、41年古筆名蹟集「月影帖」を刊行、また木版コロタイプによる多くの復製本を刊行した。昭和25年文化財専門審議会専門委員を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「田中 親美」の解説

田中 親美 (たなか しんび)

生年月日:1875年4月9日
明治時代-昭和時代の古筆研究家;古美術研究家
1975年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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