日本歴史地名大系 「田丸城跡」の解説
田丸城跡
たまるじようあと
田丸(玉丸)城は延元元年(一三三六)一〇月度会家行・一福大夫・雅楽入道らが北畠親房・顕信父子とともに築城したことに始まる(田中勘兵衛氏蔵文書)。翌年四月には畠山高国を将とする足利勢の攻撃を受けたが退け、七月にも再度包囲されたが加藤定有(現南島町吉津を根拠とした豪族)によって撃退した。興国三年(一三四二)八月二八日落城し(南方紀伝)、北畠氏は本拠を
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報