田代居館跡(読み)たしろきよかんあと

日本歴史地名大系 「田代居館跡」の解説

田代居館跡
たしろきよかんあと

[現在地名]修善寺町田代

田代郷を名字の地とする田代信綱の居館跡といわれている。修善寺町には田代居館跡といわれる所が二ヵ所ほどある。一つは加殿かどのに伝承されているが遺構などは明らかでない。同地は大見おおみ川の河岸段丘上の微高地で現状は畑地宅地になっている。段丘の大見川との比高をみると東で二メートル、北・西側で一〇メートルほどとなっている。他の一つは田代にあり、垣内・坪の内・殿の後などの小字名が残されていることから、同地が本来の館跡ではないかと考えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android