田口町村(読み)たぐちまちむら

日本歴史地名大系 「田口町村」の解説

田口町村
たぐちまちむら

[現在地名]設楽町田口たぐち

寒狭かんさ川の左岸、ほぼ南北伊那街道が通る。田口由緒書(設楽町立郷土館蔵)や田口十ケ村由来記によると、天正一八年(一五九〇)吉田よしだ(現豊橋市)城主池田輝政の支配下に入り、宮部善定坊の検地があったと伝える。寛永一八年(一六四一)には新田検地が行われた。この時の検地役人は大岡太郎左衛門・鈴木半右衛門。

正保三年(一六四六)の乍恐申上候(北設楽郡史)によると、知生ちしよう山地元の田口一〇ヵ村と加茂郡名倉なぐらとの間に境論があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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