日本歴史地名大系 「田多井村」の解説
田多井村
たたいむら
江戸時代の初め頃までに大部分が開田されており、寛文六年(一六六六)に田畑入下げ検地を受けて高一五六石を下げてもらっている。これは田多井堰の用水不足によるものである。なお、同四年に松本藩によって堤が築造されている。用水難・痩せ地・山陰等の諸条件が加わって生産が上がらず、延享年代(一七四四―四八)頃から他村へ田地を手放す者が多くなり、高一〇〇石余が
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報