田居村(読み)たいむら

日本歴史地名大系 「田居村」の解説

田居村
たいむら

[現在地名]木之本町田居

西山にしやま村の枝郷。同村の北部、余呉よご川右岸平地に立地。嘉元四年(一三〇六)七月の十地上人門弟等申状案(山城三聖寺文書)に「近江国田井たいの郷者、為伊香いかこの庄内、持明院殿御分也」とみえ、持明院統の所領であった。天保八年郷帳に「西山村の内田居村」と村名がみえるが高付はされていない。明治六年(一八七三)独立。八幡神社は嘉応二年(一一七〇)山城石清水いわしみず八幡宮より勧請、のち菅原道真を合祀

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android