田居(読み)タイ

デジタル大辞泉 「田居」の意味・読み・例文・類語

た‐い〔‐ゐ〕【田居】

田のある所。たんぼ。また、田舎
筑波嶺裾廻すそみの―に秋田刈るいもがり遣らむ黄葉もみち手折らな」〈・一七五八〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「田居」の意味・読み・例文・類語

た‐い‥ゐ【田居】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 田のあるところ。田。また、転じて、いなか。
    1. [初出の実例]「新京朱雀の しだり柳 または太為(タヰ)となる 前栽秋萩撫子 蜀葵(からほひ)しだり柳」(出典催馬楽(7C後‐8C)浅緑)
  3. 田の間で、仮屋などの設けられる土地
    1. [初出の実例]「春霞たなびく田居(たゐ)に盧つきて秋田刈るまで思はしむらく」(出典:万葉集(8C後)一〇・二二五〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android