デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田所寧親」の解説 田所寧親 たどころ-やすちか 1812-1873 幕末の砲術家。文化9年生まれ。土佐高知藩士。長崎で高島秋帆(しゅうはん)に,周防(すおう)(山口県)岩国で森脇隼太らに西洋流砲術をまなび,帰藩後は海防の責任者をつとめる。安政2年江戸へ出,秋帆のもとで高輪(たかなわ)砲台の築造などに参加。参政吉田東洋と意見があわず,6年追放処分をうけた。明治6年8月11日死去。62歳。通称は左右次(そうじ),作太郎。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例