田扇(読み)タオウギ

デジタル大辞泉 「田扇」の意味・読み・例文・類語

た‐おうぎ〔‐あふぎ〕【田扇】

三重県伊勢市楠部で、5月下旬の伊勢神宮御田植え祭りに用いるうちわこれで田をあおいで害虫を追い払うまじないとし、また、家の柱にかけて安産お守りとする。

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精選版 日本国語大辞典 「田扇」の意味・読み・例文・類語

た‐おうぎ‥あふぎ【田扇】

  1. 〘 名詞 〙 伊勢神宮の神田のある三重県伊勢市楠部町で、五月一七日に行なわれる御田植祭に用いる扇。これを模した小扇参詣人に与える。これで田をあおぐ動作をすれば害虫にわずらわされることがなく、また産婦が向かいあっている柱にこれをかけて安産のまじないとする。

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