20世紀日本人名事典 「田村孝之介」の解説
田村 孝之介
タムラ コウノスケ
- 生年
- 明治36(1903)年9月8日
- 没年
- 昭和61(1986)年6月30日
- 出生地
- 大阪府大阪市船場
- 本名
- 大西 孝之助
- 学歴〔年〕
- 北野中中退,太平洋画会研究所卒
- 主な受賞名〔年〕
- 全関西賞(第1回)〔昭和2年〕,兵庫県文化賞〔昭和30年〕,勲三等瑞宝章〔昭和52年〕,文化功労者〔昭和60年〕
- 経歴
- 大阪・船場の書籍商の四男。大正9年太平洋画研究所に入り、小出楢重氏に師事。昭和15年「裸婦」で二科展初入選。戦後は二科会会員として洋画界に確固たる地位を築き、戦後の22年宮本三郎氏らと語らって二紀会を創設した。42年副理事長、49年から理事長。豊かで都会的な色彩感覚で人物、静物、風景と幅広く描き続け、晩年はパステル画にも意欲的に取り組んだ。60年文化功労者。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報