田村新吉(読み)タムラ シンキチ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「田村新吉」の解説

田村 新吉
タムラ シンキチ


肩書
貴院議員(多額納税),衆院議員,神戸商業会議所会頭

生年月日
文久3年12月(1863年)

出生地
大阪・中之島

学歴
シヨトクワ文学会理文科(米国)〔明治17年〕卒

経歴
明治10年神戸の輸出茶商に勤務。17年渡米、21年バンクーバーに日加貿易店を開業。30年神戸に本店を移し、各地に支店を設け、欧米中国南洋業務を拡張した。また日加合同貯蓄銀行、日加信託、日本精米、東京内燃機工業各株式会社を経営。カナダ政府名誉事務官、44年神戸商業会議所副会頭、のち会頭となった。大正4年神戸市から衆院議員当選、7年臨時国民経済調査会委員などを務めた。8年ワシントンの国際労働会議資本家代表、14年多額納税者貴院議員となった。

没年月日
昭和11年11月9日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

関連語 学歴

20世紀日本人名事典 「田村新吉」の解説

田村 新吉
タムラ シンキチ

明治〜昭和期の実業家,政治家 貴院議員(多額納税);衆院議員;神戸商業会議所会頭。



生年
文久3年12月(1864年)

没年
昭和11(1936)年11月9日

出生地
大阪・中之島

学歴〔年〕
シヨトクワ文学会理文科(米国)〔明治17年〕卒

経歴
明治10年神戸の輸出茶商に勤務。17年渡米、21年バンクーバーに日加貿易店を開業。30年神戸に本店を移し、各地に支店を設け、欧米、中国、南洋に業務を拡張した。また日加合同貯蓄銀行、日加信託、日本精米、東京内燃機工業各株式会社を経営。カナダ政府名誉事務官、44年神戸商業会議所副会頭、のち会頭となった。大正4年神戸市から衆院議員当選、7年臨時国民経済調査会委員などを務めた。8年ワシントンの国際労働会議資本家代表、14年多額納税者貴院議員となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田村新吉」の解説

田村新吉 たむら-しんきち

1864*-1936 明治-昭和時代前期の実業家,政治家。
文久3年12月17日生まれ。明治17年アメリカ留学。24年カナダのバンクーバーに貿易店をひらく。36年本店を神戸にうつし欧米,中国などにも業務を拡大した。日加合同貯蓄銀行社長,神戸商業会議所会頭。大正4年衆議院議員(憲政会),14年貴族院議員。昭和11年11月9日死去。74歳。大坂出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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