田淵
たぶち
[現在地名]高知市菜園場町・桜井町二丁目・宝永町・中宝永町・城見町
新町の最南端の東西に長い片側町。東は下知村、西は横堀を挟んで材木町、南は農人町。寛文九年(一六六九)の城下町絵図には足軽町と記され、天保一二年(一八四一)の城下町絵図には「田ブチ」とある。町の南側を通る道の東部南側を堤倒しと称する。もと下知村に属した地で、農人町方面に堤防ができる以前に堤防であったという(高知市沿革略志)。また西一筋目、北へ延びる横町は小谷姓の者が多く住んでいたことにより「小谷横町」と称された。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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