田県神社(読み)たがたじんじや

日本歴史地名大系 「田県神社」の解説

田県神社
たがたじんじや

[現在地名]小牧市久保一色

祭神は玉姫命・御歳神。旧郷社。「尾張志」は「当郷往古は丹羽ノ郡に属せるなるべし」としている。「延喜式」神名帳の丹羽郡の項に「田県タアカタノ神社」とあり、尾張国神名帳の丹羽郡三五座のうちに「従三位上 田方天神」とある。

〔豊年祭〕

小正月豊作を祈願する田遊であるが、すこぶる大型の男根をつけた人形が渡御することで有名である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の田県神社の言及

【性器崇拝】より

… このほか,男女の生殖器に似た自然石に子宝や良縁を祈ったり,金精様(こんせいさま)とかカナマラ様とよばれる男根像に対する同様の信仰もみられる。愛知県の田県(たがた)神社の祭礼には巨大なペニスの御神体が登場するので有名であるが,祭礼に行われる芝居の服装や儀礼に誇張した男根をつける例も各地にしばしばみられる。一方,山村の狩猟民の間では,男根の怒張する形を対象に,信仰が生じている。…

※「田県神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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