日本歴史地名大系 「田野川村」の解説 田野川村たのかわむら 高知県:中村市田野川村[現在地名]中村市田野川甲(たのかわこう)・田野川乙(たのかわおつ)敷地(しきじ)村の北、後(うしろ)川中流で西北方より流入する田野川川流域の村。「土佐州郡志」は「中村北、東西四町余南北一里三十町余、戸凡七十五」と記す。天正一八年(一五九〇)の式地村地検帳に式地(しきじ)村を構成する一地域として「田之川」とみえる。検地面積八一町四反余、屋敷数八八うち居屋敷四一。屋敷のうちには永安寺・慶智庵・妙味庵・高徳寺・宝惜庵・常楽寺が含まれる。江戸時代は元禄郷帳によると本田高八一三石余。寛保郷帳によれば家数八三、人数四一九、馬二九、牛四、猟銃一。「西郡廻見日記」(享和元年)によると庄屋がおり、本田高七八五石余、新田高一二〇石余、家数一四三、人数六二〇、牛馬一三七、鉄砲二二、留山三、立藪一、井林五。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by