日本歴史地名大系 「甲奴町」の解説 甲奴町こうぬちよう 広島県:甲奴郡甲奴町面積:六五・一七平方キロ県の中東部に位置し、東は上下(じようげ)町、北は総領(そうりよう)町、南は世羅郡甲山(こうざん)町・世羅町、西は双三(ふたみ)郡吉舎(きさ)町に接する。中国山地中にあり、山地が町域の七割五分を占める。中央をほぼ西に上下川が流れ、耕地や集落はその支流小童(ひち)川・宇賀(うが)川・友森(とももり)川・抜湯(ぬくゆ)川などの谷間に点在する。また上下川に沿って石州路が通り、町の中心本郷(ほんごう)はこの街道沿いの集落であった。昭和一三年(一九三八)福山と三次市塩町(しおまち)を結ぶ国鉄福塩線が上下川沿いに開通。町域内には甲奴と梶田(かじた)の二駅がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報