甲斐郷(読み)かいごう

日本歴史地名大系 「甲斐郷」の解説

甲斐郷
かいごう

和名抄」諸本とも訓を欠く。「大日本地名辞書」では北上川左岸の現江刺市北西部から北上市南端にわたる地とするが未詳。「日本紀略」延暦二一年(八〇二)正月一一日条によると、胆沢いさわ(現水沢市)に甲斐国などの浪人四千人が配されており、甲斐国からの移住民が置かれた郷名と考えられる。前記比定地内の江刺市愛宕おだきにある落合おちあいII遺跡は平安時代の遺跡で、大量の墨書土器木簡出土などから、江刺郡衙の可能性が高いと推定されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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