デジタル大辞泉 「申交す」の意味・読み・例文・類語 もうし‐かわ・す〔まうしかはす〕【申(し)交(わ)す】 [動サ五(四)]1 約束する。特に、夫婦になる約束をする。「―・した間柄」2 「言い交わす」の謙譲語。話し合う。また、おつきあいする。「すぐさず歌詠み奉りなどして、いたき者とて常に―・す者ありけり」〈今鏡・八〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「申交す」の意味・読み・例文・類語 もうし‐かわ・すまうしかはす【申交】 〘 他動詞 サ行五(四) 〙① ( 「言い交わす」の謙譲語 ) 互いにお話し合う。また、親しくつきあい申しあげる。[初出の実例]「さまざまにこころにくく申かはし給ふ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)楼上上)② 約束をする。特に、男女が夫婦になる約束を結ぶ。[初出の実例]「各別のこころざしほどなく恋となり、しのびしのびに申かはし、いつぞのしゅびをまちける」(出典:浮世草子・好色五人女(1686)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例