言交す(読み)イイカワス

デジタル大辞泉 「言交す」の意味・読み・例文・類語

いい‐かわ・す〔いひかはす〕【言(い)交(わ)す】

[動サ五(四)]
1 互いに言う。言葉を掛け合う。「あいさつを―・す」
2 口約束をする。特に、結婚を約束する。「―・した仲」
3 歌・手紙などをやりとりする。
「女友達の常に―・しけるを」〈後撰・雑四・詞書〉
4 男女が情を交わす。
「ありしより異げに―・して」〈伊勢・二一〉
[類語]契る・約束・約する・取り決める・申し合わせる・言い合わせる・誓う・請け合う・契りを結ぶ・契りを交わす・約・取り決め・申し合わせ・契り・誓い・固め・指切り・げんまん・約定・取り結ぶ・決める・口固め・口約束・誓約・契約・確約・盟約・盟・公約・内約・密約・成約・黙約・先約・予約・血盟・売約・特約・協約・起請・リザーブ

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精選版 日本国語大辞典 「言交す」の意味・読み・例文・類語

いい‐かわ・すいひかはす【言交】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. ① 互いに話し合う。語り合う。
    1. [初出の実例]「まことに皆酔ひて、女房どものいひかはすほど、かたみにをかしと思ひためり」(出典:枕草子(10C終)一〇四)
  3. ② 手紙や歌のやりとりをする。文通する。
    1. [初出の実例]「まもなくこれよりもかれよりもいひかはし給ひけるを」(出典:大和物語(947‐957頃)三)
  4. ③ 男女が情を通わす。また、夫婦になる約束をする。
    1. [初出の実例]「又々ありしより異にいひかはして」(出典:伊勢物語(10C前)二一)
  5. ④ 約束する。
    1. [初出の実例]「いったん出家沙門の云かはいた事をひるがへすという事が有る物か」(出典:虎寛本狂言・宗論(室町末‐近世初))

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