男伊達・男達(読み)おとこだて

精選版 日本国語大辞典 「男伊達・男達」の意味・読み・例文・類語

おとこ‐だて をとこ‥【男伊達・男達】

〘名〙 男の面目を立て通したり、意地見えを張ること。また、そのような人。江戸時代男気があり、強い者をくじき弱い者を助け、信義を重んじ、義のためには命をも惜しまない気風を誇ったが、実際には、単に腕力の強い者や無法の徒であった。⇔女伊達
評判記・野郎大仏師(1667‐68)序「さればかしこきもいやしきも、これをもてあそぶは、おとこだてのひぢをいからかし、此つかをにぎらざるは、手もちなしのちりをひねりぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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