男気(読み)オトコギ

デジタル大辞泉 「男気」の意味・読み・例文・類語

おとこ‐ぎ〔をとこ‐〕【男気/×侠気】

弱い者が苦しんでいるのを見のがせない気性。男らしい気質。義侠心ぎきょうしん。「―のある人」⇔女気おんなぎ
[類語]侠気義侠任侠一本気きっぷ男性的男らしい雄雄しい男臭い男盛り男振り男前冥利みょうり伊達だて男性美りりしい勇ましいたけだけしい精悍雄偉いなせ偉丈夫快男児好男子好漢硬骨漢正義漢熱血漢無頼漢

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精選版 日本国語大辞典 「男気」の意味・読み・例文・類語

おとこ‐ぎをとこ‥【男気・侠気】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 男らしい気性。義侠(ぎきょう)心に富んだ気性。また、そういう気性をそなえているさま。⇔女気
    1. [初出の実例]「身どもは、男気をだいて、かんにんしたはと云」(出典:天理本狂言・内沙汰(室町末‐近世初))

おとこっ‐けをとこっ‥【男気】

  1. 〘 名詞 〙 「おとこげ(男気)」の変化した語。⇔女っけ
    1. [初出の実例]「全く男気(ヲトコッケ)がないと夜なんぞは何だか気味が悪くってね」(出典:夢の女(1903)〈永井荷風一四)

おとこ‐げをとこ‥【男気】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おとこけ」とも ) 男が居ることを感じさせる様子やふんいき。おとこっけ。⇔女気
    1. [初出の実例]「家来の若党中間迄、男気のない所と知って」(出典:浄瑠璃・浦島年代記(1722)三)

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