男山古墳群(読み)おとこやまこふんぐん

日本歴史地名大系 「男山古墳群」の解説

男山古墳群
おとこやまこふんぐん

[現在地名]名張市夏見 男山

標高二八二メートルの男山の頂上部付近に築かれた古墳群。小規模な横穴式石室をもつ五基からなる。昭和五六年(一九八一)上水道の配水槽建設に先立ち四基が発掘調査された。いずれも封土が流失し原形をとどめないが、一号墳と四号墳には馬蹄形の周湟の痕跡があり、一号墳は径八メートル、四号墳は径六メートルの円墳と考えられる。一号墳は最大規模の石室をもち、幅一・二メートル、長さ二・三メートルの玄室に、長さ二・二メートルの乱積の列石状の羨道が付いている。最も小さい二号墳の石室は幅〇・七メートル、長さ一・五メートルの玄室で、羨道が付かず、玄門部には閉塞石が置かれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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