男鹿川(読み)おじかがわ

日本歴史地名大系 「男鹿川」の解説

男鹿川
おじかがわ

栃木・福島県境帝釈たいしやく山地東方の男鹿岳(一七七七・一メートル)鹿又しかまた(一八一七メートル)の南西斜面に発し、白滝しらたき沢・オガクラ沢・紅藤べにふじ沢など多くの支流を集めて南西へ流れ、横川よこかわから入山いりやま沢・せり沢などを合せながら南流する。現栗山くりやま村境の葛老かつろう山東麓で湯西ゆにし川と合流して五十里いかり湖を形成、さらに川治かわじ付近で東流してくる鬼怒川に合流する。流路延長二八・五キロ。五十里湖を含む流路延長三一・六キロ。湯西川との合流地点から、鬼怒川へ合流する地点までの約六キロは近世、地元では五十里川とよばれていた。横川から五十里までは川沿いに旧会津西街道(現国道一二一号)が走る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android