町堤崎村(読み)まちつつみざきむら

日本歴史地名大系 「町堤崎村」の解説

町堤崎村
まちつつみざきむら

[現在地名]猪苗代町 祢次ねつぎ

猪苗代城下はに町の南、磐梯山南麓裾野の丘陵地に位置し、東は城下半坂同心はんざかどうしん町、南東は堤崎村、南は島田しまだ村。川東組に属した。元来当地は堤崎村の地内であったが、のち猪苗代城下に属したため堤崎内町分とよばれていた。その後、耕作の便から城下より民居を移して集落を構え、下根継しもねつぎと称していたが、慶安年中(一六四八―五二)から町堤崎村として一村の扱いになったという(新編会津風土記)。寛文六年(一六六六)の「会津風土記」に村名がみえる。享保三年(一七一八)には高二〇四石余、家数一九、男四五・女三五、馬一八。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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