画像診断学

内科学 第10版 「画像診断学」の解説

画像診断学(神経学的検査法)

 神経疾患の画像診断には現在,CTcomputed tomography,コンピュータ断層撮影),CT血管造影(CTA),灌血流CT(pCT),磁気共鳴画像(magnetic resonance imaging:MRI),MR血管造影(MRA),機能MRI(fMRI),MRスペクトロスコピー(MRS),灌血流MRI(pMRI),脳および脊髄の血管造影,脊髄腔造影がある.CTは多数の検出器を備えた多検出型(multidetector)CTに置き換わった.おもな神経疾患に対するCT,MRI,血管造影の適応を記す(表15-4-11).[柳下 章]
■文献
青木茂樹,堀 正明,他:造影CTが必要とされる症例2.脳脊髄領域.日獨医報,56: 80-92, 2011.
Dillon WP: Neuroimging in neurologic diseases. In: Harrison’s Principles of Internal Medicine 16th ed (Longo DL, Kasper DL, et al eds), pp3240-3250, McGraw-Hill, New York, 2012.
井田正博,菅原俊介,他:MRI T2強調画像と神経疾患 susceptibility-weighted imagingと脳血管障害神経内科,69: 251-260, 2008.

出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報

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