CT血管造影法computed tomography angiographyの略称。CTアンギオグラフィ(アンジオグラフィ)ともいい、CTアンギオ(アンジオ)あるいはアンギオ(アンジオ)CTとも略称される。従前は、血管造影のためにカテーテルを目標の血管まで挿入し、ヨード造影剤を注入して行うカテーテル法が主流であったが、近年では、ヨード造影剤を静脈内に注射するだけで、カテーテルを動脈まで挿入しないという、低侵襲で被験者の負担の少ないCTAやMRA(MRアンギオグラフィ)とよばれる三次元血管造影(撮影)法が主流となっている。
CTAによる造影では、ヘリカルスキャンによりX線管を被験者の周囲を螺旋(らせん)状に動かしながら照射して造影し、さらに複数の断面を同時に造影できるマルチスライスCTを併用することで、スキャンされた広い範囲の断面のデータを体積としてとらえて血管の狭窄(きょうさく)や閉塞(へいそく)の状態を観察する。この方法により、従来の検査台を移動させて撮影する方法に比べて検査時間も短縮され、検査の精度も高まってきている。スキャンされたデータはコンピュータグラフィック処理され、三次元画像として立体的に表示(3D-CTA)される。
[編集部 2016年6月20日]
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新