画家マティス(読み)ガカマティス

デジタル大辞泉 「画家マティス」の意味・読み・例文・類語

がかマティス〔グワカ‐〕【画家マティス】

原題、〈ドイツ〉Mathis der Malerヒンデミット交響曲。1934年作曲。イーゼンハイムの祭壇画を描いたマティアス=グリューネバルトを題材とした作品。並行して作曲された同名オペラは1938年初演。

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デジタル大辞泉プラス 「画家マティス」の解説

画家マティス

ドイツの作曲家パウル・ヒンデミットの交響曲(1934)。原題《Mathis der Maler》。ヒンデミットが並行して作曲した同名のオペラ作品もある。画家マティスとは、イーゼンハイムの祭壇画の作者として知られる画家マティアス・グリューネヴァルトを指す。

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世界大百科事典(旧版)内の画家マティスの言及

【グリューネワルト】より

… なお,激動の時代に生き,しかも今なお多くのなぞに包まれている彼の生涯は,とくに1930‐40年代にいくつかの小説の題材となった。また作曲家ヒンデミットの,みずから台本を書いたオペラ《画家マティスMathis der Maler》(1934‐35),および同名の交響曲(1934)はグリューネワルトの生涯や《イーゼンハイム祭壇画》を主題としたもの。【千足 伸行】。…

【ヒンデミット】より

… 彼は非常な多作家でオペラ,管弦楽,室内楽などすべてのジャンルを手がけている。代表作にピアノ組曲《1922》(1922),歌曲《マリアの生涯》(1923),金管と弦楽器群の《演奏会用音楽》(1930),《フィルハーモニー協奏曲》(1932),交響曲《画家マティス》(1934),ピアノ曲《ルードゥス・トナーリス》(1942)などがある。また《作曲の手引》(3巻,1939‐70),《和声学》(2巻,1943‐48)などを著した。…

※「画家マティス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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