ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュリンク」の意味・わかりやすい解説
シュリンク
Schlink, Edmund
[没]1984.5.20. ハイデルベルク
ドイツのルター派神学者。自然科学,心理学,哲学を専攻 (1922~27) ,のちミュンスター大学で K.バルトに師事 (27~30) 。ベテル神学大学講師 (35) 。ドイツ教会闘争に参加。ハイデルベルク大学組織神学教授 (46) 。世界教会運動にも参与した。主著"Theologie der Lutherischen Bekenntnisschriften" (40) 。ほかに"Der Mensch in der Verkündigung der Kirche" (36) ,"Das theologische Problem der Musik" (46) ,"Der Ertrag des Kirchenkampfes" (47) ,"Bekennende Kirche und Welt" (47) ,"Die Lehre von der Taufe" (69) などがある。
シュリンク
Schlink, Basilea
[没]2001.3.21. ダルムシュタット
ドイツのプロテスタント修道院マリエンシュベスターの創始者。本名はクララ。神学者 E.シュリンクの妹。社会教育を学び,教師生活ののち,心理学で博士号を取り,さらに美術史,哲学,神学などを修めた。 1934年以降,マザー・マルチュリア (E.マダウス) とともにドイツ各地で講演旅行をしながらダルムシュタットで少女たちの聖書研究会を指導し,それが 1947年にエキュメニカルな性格をもつマリエンシュベスターとなった。現在はエベルシュタット近郊のカナンがその活動の中心地となり,世界各地から訪れる人々が祈りと静思によって霊的生命を受けている。その活動は各国に及んでいる。著書には"Realitäten. Gottes Wirken heute erlebt" (1962) がある。
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